Forget for get

呼吸と体を通して、自分を思い出すこと、それは「自分」を忘れること。呼吸と日々の食事でHIVとともに生きる心と身体をケアする松永真美が、生きることを活かすこと、「生活」について綴るつれづれブログ。

マインドフルネス3.0(笑)

マインドフルネスの時間を取るのではなくて、マインドフルネスであること。静かに座る時間も大切だけど、その10分や20分や数時間よりも、それ以外の時間のほうがずっと長い。だから、マインドフルネスでありつづける、ながらマインドフルネスをおすすめしてきました。自分に起きていることをただ認知し続ける、それだけ。それはつまり、ただ今ここにいつづけるということ。超地味です。だから、マインドは全然満足しません。達成感とか自分はできるんだ感が全然ないから。

 

今ここにいるときにだけ、生きている喜びを感じられる、それを感じてほしいのだと瞑想の師がよく言っています。生きてる感。生きてるってすげーー!感。で、自分を今ここにおくためのイカリとして、身体の感覚や呼吸を使います。なぜなら、この2つは今この瞬間の現実だから。今この瞬間の身体感覚や呼吸を感じることはできますが、昨日や明日のそれを感じることはできませんよね。想像はできますけれど。

 

で、これまでわたしは、体感覚、呼吸に意識を向けるということをお伝えしてきました。でも、ある概念を知ってからは、それがさらに深まった感じです。というか、いろいろつながった、という感じでしょうか。それが鍼灸師・按摩マッサージ指圧師で渋谷鍼灸理学治療室代表の森田敦史先生による「呼吸のニュートラル」という概念。自分の呼吸のニュートラルを知って、その場所にいる。その場所にるとき、身体はとってもらくちんです。そして、呼吸がニュートラルになっていると、身体の動きや使い方が自然と変わります。今この瞬間、身体が心地がいいことを勝手に選ぶというかんじ。そして、いろんなことに気づきやすくなります。マインドは口出しできないようなそんな場所が呼吸のニュートラル。

 

呼吸に注意をはらうとき、自分の呼吸がニュートラルかどうか、自分の呼吸がどこにあるのかを観察してみる。それはつまり、今この瞬間身体が心地いいかどうかにも直結しています。身体や心がきつい、ノーと言っているけれど、これをすべきだ!やらなければいけないんだ! というのはマインドに支配されているときに起きることですが、呼吸がニュートラルかどうかという軸ができると、そういうふうにはなれない。そういうことが、オートマティックに起きてきます。呼吸のニュートラルという概念を知り、そうあるための方法を学ぶ。するとなにかをコントロールしようとすることが、自然と手放されていく。バガヴァッドギーターでは、マインドを使ってマインドから自由になることについての教えもありますが、呼吸のニュートラルという概念は、身体を使って、自分=身体という縛りから自由になる感じです。

 

単に呼吸を観察するのではなく、そこに呼吸のニュートラルという概念をインストールする。なんかそれってマインドフルネス3.0(笑)っていう感じがします。マインドフルネスを「しよう」というエゴから自動的に解放されるような。マインドフルネスの落とし穴をするりと通り抜けてしまうような、そんな感じです。

 

まあ最近「〇〇〇〇3.0」の意味を知って、3.0っていうのを使いたかっただけなんですけど(笑)、呼吸のニュートラルという概念を知るっていうのは、それくらい大きな変化、ということが言いたかったんです。で、それについて今、いろいろなところでシェアをしているわけです。

また書きます。