Forget for get

呼吸が変わるとラクになる

自分がやるべきことをやるしかないんだな

花粉症対策

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

花粉症対策どうしたらいいかってよく聞かれます。聞かれるとわりと真面目に答えるタイプなんで、あれとこれはやめたほうがいいなどなど本気でアドバイスするわけです。で、最後に聞かれます。なにか食べたらいいものってありますか。はちみつはいいよ、生のね。で、たいていの人ははちみつ食べてます!って報告してくるんですが、いやむしろはちみつより!その前に言ったやめた方が!いいやつ!それらをやめたほうが!圧倒的に効果的!なんですが、どういうわけかそこは実行しない、またはなかったことになってる。何かを達成あるいは克服するには、なにかをなさねばならぬ、というのは多くの人の前提になってるやつなんだよな…とこの時期何度も思い知らされます。いろいろやって花粉症克服したい人は……もう、クラスきてください…笑

Mami(@matsunaga_mami)がシェアした投稿 -

何をするか、ではなくどのようにするか

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

どなたでも参加できるクラスでは、3つの主要なワークを体験していただいています(深呼吸、自然呼吸、息が止まらない動き)。そしてそのワークをプロレベルで自己実践したい方向けの講座もありまして。単に体験するだけなら、15分もあればできる。それを、4時間×2回に分けて学ぶ講座です(シェアする人はさらに8時間)。今日は「息が止まらない動き」の2回目でした。たった3つの動き、しかもやればすぐにできる動き、それを8時間。でも足りないくらいです。なぜなら、何をするのか、ではなく、どのようにするのか。それが肝だから。形を覚えてからがはじまり。ここまで来る方々は形を覚えるだけでは満足できない方々。やはりアレですね、オタク成分とか修行者成分がまあまあ入ってますね。でもここまでやると、共有できるところがかなり広がるので、嬉しいものです。

Mami(@matsunaga_mami)がシェアした投稿 -

自分の最適化①

呼吸・整体でやっていることって、自分の最適化なんだと思うんです。

【最適化】対象の実質は維持したまま設定や内部の構造などを調整し、より好ましい状態に組み替えること。例えば、コンピュータプログラムの場合、同じ機能を持つプログラムであれば「より高速に」「より小さいメモリ占有量で」動作する方が望ましい。このような効率のよいプログラムを作成するために、一通りの機能が実装された後に、仕様を変えずに細かな見直しを行うのが最適化である。

e-words.jp

 

だから当然、まず体の不調はみなさんなくなっていく。花粉症だとか、PMSだとか生理痛だとか腰痛だとか肩こりだとか太り過ぎだとか、いろいろな病気みたいなものとか。(私も、かつてはこれら結構ひどい形で持ってましたが、いつの間にかなくなっていました。)

呼吸・整体をはじめて半年とか1年とかそのくらいでこういうのは起きてきます、みなさん。まず、ハード面の調整というのかな。体をもってして生きているわけで、そのベースが整う。

ここらへんで満足な人も当然いて、かつて「体調良くなったんで呼吸やめます」(!)という名言を残して去っていった人もいました。

この、体の不調がなくなっていく、そこらへんまでは、するっとやれるんだと思います。あそこが痛いここが痛い、などがなくなっていくのでちょっとした達成感もあるし、やる意味も感じられるから。

でも、その不調がない状態が普通、みたいになってくると、踊り場にいる感じが出てくる。あれ、なんか進んでいたと思ったけど、進んでない?みたいな。

この、不調がなくなっていく過程で何をしているのかというと、自分が自分に日常的にしてしまっている不快な行為(息を止める、力むなど)をやめているわけです。これは結構大事なことだと思うんですが、何かを「する」のではなくて、やめている。

日常の細かい動作、歯を磨くとき、髪を洗うとき、メイクをするとき、洗濯物を干すとき…そういうときに息を止めていた、力んでいた。普通だと思っていたが実は不快だったことをいつのまにかやめている。なぜ、いつの間にかやめているのか、はまたどこかのタイミングで。

ただ、日常で普通にやっていたことが、実は不快だったと気づく、ってつまり、不快察知力が上がってきているということ。自分の中にある不快の前段階とも言える、違和感に気付きやすくもなってしまう。

すると、なんか違う、けれど、どうしたらいいのだ…案件が出てきたりする。パートナーシップだったり、子育てだったり、仕事だったり。他者が絡んでいるなどで、それをやめる/変えることがちょっと複雑で自己完結できないような案件。

で、たぶん、ちょっと、この辺に気づいた、気づき始めた、あたりはひとつの山な気がする。

山ではあるんですが、えいやっと乗り越えるようなことはしなくていいです。最適化が進むと、その違和感をどのように処理したらいいか、自然とわかってくるから。髪の毛を洗うときに、いちいち息を止めてたけど、気づいたらやらなくなってた、みたいなのと同じ。

どうすればいいのか思考したり、頑張ってどうにかしようとしなくても、いずれ、不快じゃない形でやるように、なる。

その一方で、なんか違う、なんか違和感。この感覚、自分が持っている(とも気づいていないような)「べき」は、すごい力で、なかったことにもできる。

「前提」と言ってもいいほどに、それが当たり前のことになっている「べき」。たとえば「母が子の面倒を見る」は当然のこと、みたいな。あと、呼吸のニュートラル®︎︎︎に意図的に設定するスキルを持っていると、なんとなくしのげちゃったりするんじゃないか、とも思う。

 

これはほんと、人間てすごい、って思うところ。

息を基準にすると、揺れ動き移り変わる感情や気分に左右されずに判断できる。が、それは、感情や気分はおいといて、ってことです。感情はなくなりはしない。で、成長するときって、若干ビビりながら進む感、あります。えー、ほんとに?ホントに?まじで?大丈夫なの?いいの? くらいなビビりはある。安定も変化も欲しい、は無理なお話なわけで。ワクワク!楽しそう!とかそういうキラキラ感ないです。むしろ、淡々と。こらもう、いくしかねぇな…みたいな感じです。ワクワクするとしても、どっしり落ち着いた感じのそれです。なので、ウェーイ!って進める感じはないです。なので、こわい。

 

体の不調がなくなっていくという変化は、受け入れやすい。でも、そういう不調がなくなったあとに起きる変化って、安定しているものを、わざわざ壊す感なくもない。

 

だから、どこまでやるかはその人次第。故障だらけだった車を整備して、普通に走れるようにした。あとは、たまに整備工場に持っていく感じで乗っていこう、というのも、もちろん、あり。私は、欲深いので、常に快適に走る(走り続ける)ために、随時最適化を行いたい、そういう感じ。で、そのために何をするのかというと、やはり気づき続ける、に尽きるんですが、長くなるのでその辺は次回②で書きます。多分。←更新しました! →→自分の最適化②

上に貼った最適化の説明に「ただし、過剰な最適化はプログラマの意図しない動作を引き起こしてバグの原因となることもあるため」ってあるのだけど、先日まさに過剰にやりすぎて、バグりました(笑)。でも、成長痛みたいなものでもあり、自分のトリセツの項目は増えました。


↓近日開催のどなたでも参加できるクラスはこちら↓

3/8(日)新宿

breath-and-remember-shinjuku-01.peatix.com

 

3/13(金)湘南

ptix.at



NEW! 3/14(土)名古屋
自分が自分にしている不快なことを止める練習です

breatheandremember.peatix.com

 

治療家、体の専門家からみた「深呼吸の衝動」

「深呼吸の衝動」というワークがあります。
それについてはこのブログでも以前書いたのですが(その記事はこちら)、こんな↓投稿をFBでしてみたら師であり、「深呼吸の衝動」の考案者である森田敦史さんを含む、体のプロの皆さんがコメントするなどしてくれまして。せっかくなのでまとめておきます。

f:id:remembering:20200216141649p:plain

まずは、香川県だいき鍼灸治療院院長の白石さん。

鍼灸師の白石です。


私個人の意見ですが、鍼灸や施術により、身体へ刺激が入るので、深呼吸したくなる衝動が生まれて自然に深呼吸される方がいらっしゃいます。
深呼吸を引き出すことで関節や筋肉の過剰緊張も緩和されると感じています。
鍼灸や施術によっても深呼吸を引き出すことは可能だと思いますが、私のスキルではまだ難しいです。


深呼吸の衝動の呼吸ワークの凄さは、ものすごく緻密に構築されているので、深呼吸を引き出す再現性が圧倒的に高いところだと感じています。

そして、何よりの魅力は、自分で気持ちいい深呼吸を引き出せた時の心地良さを体感できるところで、この感動はなかなか言葉では表せません。

深呼吸の衝動のワークを実践していても毎回微妙にタイミングや回数も違うので、自分なりの深呼吸を自分で見つけられる楽しさもありますね。

自分なりの気持ちいい深呼吸を見つけた時のクライアントさんの反応を見れることも呼吸ワークの素晴らしいところだと感じます。

参考になるかわかりませんが、私はそう感じています。

 

師である考案者の森田敦史さん
えっともうここで、この方のを出してしまうともう、それで終わり、となってしまいそうですが(笑)、コメントいただいた順に紹介していきます。あと、いろんな方がどんな風に受け取ってどんな思いで取り入れているのかは面白いです。

おそらくコメントする立場にないと思いますが、笑笑。
治療する人として言えば、施術で出せるものならやっているよ、というところです。
実は私はこの変化を施術で出せないか、施術で出したいと思って治療家を辞めるまで18年間求め続けてきましたが、たまたまあたることはあってもそれを狙って100%は無理でした。
全部みたわけではないので絶対ないとは言えませんがこのまま施術での可能性を追求するよりも自分でやればあっさりできますので今に至ります。ということで、この感覚変化は施術では極めて難しいです。似ているところまではいけますがそれ以上はやはりその人自身の作業が必要ですので。そういう意味ではしゃらくせえ、にはなれないです。ちなみに、深呼吸の衝動を繰り返し実践していると、痛みの閾値が上がりますので疼痛コントロールに適しています。また、表層筋優位の筋活動が深層筋も使える筋活動に変化しやすくなります。また、滞りを刺激して深呼吸で流すということもできます。大きく違うところは自らの動きでおこなうか、他者からの刺激でおこなうかがあり、深呼吸の衝動は前者ですので身体への固定力、つまり変化の浸透度合は高いですね。コメントする立場にないのでこの辺で(^^)



続いて、理学療法士蜂須賀真弓さん

理学療法士の蜂須賀です😊

私が「深呼吸の衝動」を選ぶ理由は簡単で、身体の不都合が改善し、改善した身体を維持できるからです。
改善まではある意味当たり前なわけで、それを維持できるっていう事がポイントです。
詳しくは、ブログに書いてみたので、良かったら見てみてください。
目新しいことは何もありませんが🤓

ブログはこちら



北海道と宮古島で活動されている鍼灸師原田大佑さん

深呼吸の衝動は、ワークすることは、自己が整いはじめる・治りはじめるときの「起点」と捉えてます。
起点とは、深呼吸の衝動ワークで緊張と抑圧から解放された状態。
ハリ打っちまえ!と打ったときに、その起点にいるかそうでないかで、その後の変化が違うと感じます。
また、治療後もどれだけこの状態でいるかで、治療効果と呼ばれるもの・予後が違うと。
治りが良くなるということ。(そしてまず施術者自身が、治療するときに「起点」にいるかどうかが重要!)
自分にとって治療は、身体を「適切な状態に戻す(+治る力の背中を押す)」こと。
もともとは自己で治癒する・調整されるはずのところが、何らかの理由で難しくなってる、だから外からお手伝いする。身体の片付け代行、みたいなかんじ。
代行業者(=治療)頼むにしても、自分で整理・整頓した状態(=深呼吸の衝動ワークした後など)からスタートするば、片付けも早く終わるし細かなところも手が届くでしょうし。いちど大掃除できたら、あとは日々どれだけ散らかさないか、散らかってもすぐ片付ければ、そう大変なことにはなりづらい、と思います。
また、深呼吸の衝動ワーク後というのは、主体的に自分と関わって、緊張と抑圧から解放されて、身体が適切になってる状態。これは他者から受ける治療とはまた違う、より自分にしっくりくる・根付く変容だと思います。これは僕自身が、自分の身体や症状を通して実感しています。だからワークだけで、治療無くても回復する人いるのだと思います。今まで教えていただいたように、これは治療に限らず、家事や勉強や仕事にしても、生きる上での全てのことに関わりますよね。というのが、いち鍼灸師の考えです。こう言葉にしてみると、スクールで学んだことがほとんどですね笑。ご参考になれば幸いです◎

 

 

横手合気会会長・合気道五段、秋田のよこて鍼灸院院長小松田さん

一応鍼灸師やってます小松田です。
深呼吸の衝動のワークをした後の感覚はあえて言葉にすると「自分の中の深くのものを引き出された感じ」です。
しゃらくせえ、鍼打っちまえどころか、どうやったら治療によってあのような状態になるのか想像もつきません。ハッキリ言って「無理」な部類ではないかと感じています。
同じことができるとしたらその鍼灸師は「患者の生き方を変える鍼」を打てる人かもしれないなと思います。
深呼吸の衝動は「本人がやる」ということに大きな価値があり、それゆえに普遍的で何にでも影響を及ぼすワークになり得ると思います。治療という他者が働きかけるだけでは超えられない壁を15分くらいのワークでアッサリ超えてくるというのが1番の魅力かな、と。武道の稽古でも、それだけで同じことをするには何年かかるのやら・・・

 


兵庫の紅露養生院 院長の紅露さん。呼吸養生塾も主宰されています。

はり施術は「動き」を整えた結果、呼吸も整う。
深呼吸の衝動は、バイオリズムの根っこの「呼吸」を直接整える。
さらに自分自身でおこなっているので、循環スピードが圧倒的。
記憶の定着率も高い。
自分で気持ちの良い状態まで持っていってるので、成功体験として自信にもなる。
ここが魅力です。

f:id:remembering:20200216145820j:plain

 


神奈川、葉山のはり灸アロマえんじゅ院長の武田さん

鍼灸の流派が色々あるので一概には言えないですが、僕の治療や受けた時の経験として、鍼灸した後はボーッとするような、脱力しきった感じ。終わった後は何もしたくない。
戻ったら、誰かに頼らないといけない。
深呼吸の衝動は心身が緩み、落ち着く、でも頭も程よく働いてくれてるから、すぐにその状態でも、仕事や日常を送れる。
終わった後の、あのなんとも言えない状態に、再現性があり短時間で、しかも一人でなれるのが、本当に魅力的です!
また何かあっても、また自分に戻れる安心感、そして何度も体験することで自分に自信も付く。
最初は深呼吸の衝動を、自分でもできるケアという意味で伝えていたのですが、今は深呼吸の衝動でしか得られないですよ、という思いで伝えています。

 

熊本のみちびき治療院代表の堀内さん

松永さん、こんにちは。
鍼灸マッサージ師の堀内です。
私が思う深呼吸衝動の魅力は2つあります。
一つは高校からやっていたマラソンでの経験です。
高校や大学時代は毎月600キロは走っていましたが、深呼吸は苦手だと思ってました。
とにかく長く吸えないですし、吐けない、深呼吸をして気持ちいいとか、力みが抜けた体験をした事はなかったと思います。
その頃から漠然と「なんでこんなに心肺機能を鍛えているのに深呼吸できないのだろう」と思っていました。
それが深呼吸衝動のワークでは、ものの数分で息が長く吸えて吐けてしまい、15分程で今までに体感した事のないレベルで気持ちよく深呼吸が出来てしまう。
月何百キロも走っても出来なかった事が15分で出来てしまう訳ですからこれはすごい事だと思います。
もう一つは鍼灸マッサージ師として東西問わず、色々な鍼灸や整体、トレーニングを学んできて実際に施術を受けてきましたが、深呼吸衝動のワークのような体感をした事はありませんでした。
息が吸えるようになったり、吐けるようになっても深呼吸衝動のような感覚ではないですし、持続力も違うと思います。
だからこそしゃらくせえとは言えない程、深呼吸衝動は魅力のあるワークだと私は思います。

 

埼玉のアトピー専門 鍼灸一陽 院長 吉田さん

 

最後に松永さんと連絡を取ったのが2018年の7月31日。
それから1年半以上たって、2月の17日にメッセンジャーに来た連絡がこちら↓


「求ム 深呼吸の衝動の魅力」


・・・
これだけ。
・・・
たったの11文字!
短っ
電報ですかっ⁇


さすが、言葉にキレがありますね(笑)「コメント書いてね」ってことです。


なんなら、この短い電報の中に「スクール鍼灸師で書いていないのは後はあんただけだよ。いい加減待ちくたびれてるんだけど、いったいいつになったら書いてくれるわけ?呼吸の勉強してるんでしょ?それくらいの雰囲気は文中から読み取ってさっさと行動移しなさいよね。これは私のために言ってるんじゃないの。人類のために言っているのよ、わかるでしょ?わかるわよね?この呼吸のギフト、広めなきゃいけないのよ、それくらいはやりなさいよね・・・」


というメッセージをを詰め込んでいますよね、明らかに。。
「求ム」の「ム」に詰め込んでいますよね。。電報怖いよ(笑)


このメッセージを読んだ私は、早速深呼吸の衝動が沸き上がってきます。「ヤバい、中心を作り直せ」的な(笑)


・・・


言い訳めいたお話はこれくらいにしまして、深呼吸の衝動について書き連ねていくわけですが、その前に、私、鍼灸師です。呼吸・整体スクール生です。そんな私が呼吸整体で衝撃を受けた最初のワークは「統合ワーク」です。


統合ワークを知りたい方はこちらで学べます↓

呼吸・整体スクール第4期本募集告知 | 学びの本質〜呼吸・整体〜

 

統合ワークを初めて体験した時は、視界がパーっとどこまでも広がるような、擬音で表すならば「パッカ~ン」って感じの開き方だったんですよね。「うわっ、なんだこれ、すげーな」って感覚でした。土埃みたいに舞い上がっていた雑音が下に降りて、空気が澄んできた、みたいな感覚です。


それに対して、深呼吸の衝動の方は、静けさの深度が深い、という感覚に近いかなと。パーッと視界が開けるというよりは、下に、奥に、深くに、静けさが広がるような感じです。静寂が下に広がるといった感じです。


この静寂・静かな世界に価値を感じられるかどうか、感じられるならばこのワークを続けるでしょうし、そうでないなら、別の世界に足を踏み入れるのかもしれませんね。


呼吸ワーク考案者の森田先生は、15分でリセット、30分もしくはそれ以上やり続けることで、日常での気づきが加速する、気づいてしまう、という感じでおっしゃっていますが、実践時間を重ねることでしか到達できない、静寂の深度みたいなものがあるのだと感じています。


この深呼吸の衝動の感覚を鍼治療で出そうとなると、そりゃあやってみたいという鍼灸師の衝動は湧き上がりますケド、ちょっと難しいかなと思います。
・・・
まあでもね、「今の自分の器では難しい」というだけで、将来はどうなるかはわかりませんケドネ。「鍼でこの世界に引き込みますよ」くらいのことは、言ってみたいですねぇ(笑)。


少なくとも鍼も、人の人生を左右するくらいのパワーは秘めているのはたしかです。


なので今は、患者さんに対して、この感覚を引き出す施術を目指すというよりも、そういう状態でいる自分を作って、その状態で患者さんを迎える、人とのコミュニケーションをとるというスタンスでいる方が、来てくれた方や私の周囲にいる人にとっての益が大きいのかなと思っています。


施術でこの感覚を出そうとなると、それを扱う本人の問題が、技術以前の資質の問題が、どうやったって浮き上がってきます。鍼治療に不可能はなかったとしても、それを扱う人間がその可能性に蓋をしていることの方が大きいのです。


「1ミリ違えば別のツボ」なんてことは、鍼灸師ならよく実感している内容なのですが、その1ミリの修正をどこで行うのか?
どこからこの1ミリのズレが生じているのか?
指先だけでズレを修正すれば、それで事足りるのか?
いやいやそんなことはないでしょう?
指の根元である手首の関節はズレてないの?
その手前の肘の関節はと閉じてないの?
その前の肩関節はちゃんと開いてるの?
その前の肩甲骨は?背骨は?骨盤は?股関節は?膝は?
と、指先に生じる1ミリのずれは、どこから来るのか?というと指先だけの問題じゃなくて、結局、足元の関節の開閉から見直すことになり、そこから修正していくわけです。


しかし、じゃあその足元のズレはいつから来ているのか?というと、それはもう、普段の生活の部分からくるということになり、じゃあ普段の生活って何さ?ってことになると、普段の生活の最小単位っていうのが、「動くこと」と「息をすること」ということになるのです。


もうこの時点で、すでにズレが生じてきて、しかもその生じたズレに対して違和感を感じることができず、放置した結果、一番大事な施術のシーンで1ミリのズレを生じさせてしまうわけです。


この1ミリのズレを生じさせないためにはどうするか?それはもう、患者さんに触れてからズレを治すのでは遅く、触れる前に既にそれは始まっているし、もっといえば、近づいていく前、来院する前、前日、前週、、、となって、普段の生活から変えていくということが当たり前だよねという話になります。普段が大事、日常が大事といわれる所以がここにあります。


そしてこの「普段」と「日常」を、言葉の雰囲気としてではなく、いかにリアルに捉えられるか、ズレに対して敏感に気づけるか?


自分の人生の中で突き詰めようとしているものが、あればあるほど(私にとっては鍼灸)、深呼吸の衝動を続けることが自分の純度を高めることにつながり、それが患者さんの直接「楽になった」という現実を変えること、利益に直結します。


深呼吸の衝動の魅力とは何か?それは自分含め、その周囲に多大なる利益があるということです。及ぼす範囲は自分次第。いまは、患者さんへの利益を、その人の家族にまでは広がるようにと思って意識しています。


そんなところでしょうか。以上です。
深呼吸の衝動を間接的に生かしている(つもり)人からのコメントでした。
最後まで読めた人が、どれくらいいたのだろうか(苦笑)

 



「深呼吸の衝動」を体験していただける場は現在のところ

 

3/8(日)新宿

breath-and-remember-shinjuku-01.peatix.com

 

3/13(金)湘南

ptix.at

です。

あと、深呼吸の衝動ではないですが「自然呼吸」についてのクラスを3/14(土)名古屋で開催します。

breatheandremember.peatix.com



名古屋でクラスでした

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

今日は名古屋にて、月に一度の呼吸DOJO、そして「深呼吸の衝動」オープンクラスでした。オープンクラス、17名の方に来ていただき共有できたこと、嬉しいです。ありがとうございました。1回目からピンとくる方は少なく、多くの方はうむ?となります。それが学びのスタート、と思います。深呼吸が気持ちよくできる、よりも、そうしようとするプロセスがポイント、というのが今日のポイントです。てことは、呼吸呼吸と言いながら、呼吸なのか…?という、ね。来月は14日(土)に「自然呼吸」やります。興味のある方はぜひ。クラス中に写真を撮る余裕はやはりなく、帰りに駅で。写真撮れるのはDOJOで置いてきぼりにされたときくらいです 笑。

Mami(@matsunaga_mami)がシェアした投稿 -

深呼吸の衝動

「深呼吸の衝動」というワークがあります。気持ちよく深呼吸をする。それだけなんですが、それだけのことにものすごく感動する人もいれば、それで?ってなる人もいるのが面白いところです。瞑想やマインドフルネスなんかを長年実践している人、ダンスやスポーツなどを本気でされている人ほど感動度は高いです。でも、それで?っていう人の中にも、よくわからないけれどなんかピンときたので続けたい、という人もいます。身体的なことであっても精神的なことであっても、自分を深掘りする作業をしてきた、あるいはしたい人たちです。

 

自分と対話する道具を増やして満足できる人には向いていないのですが、自分とちゃんと対話したいのだ、自分をちゃんと知りたいのだ、という人には向いています。例えば、何をどれだけ食べたらいいのか、何時間眠ればいいのか、などを自分で知りたい人には向いています。どのように座ったり立ったり歩いたり、PCを使ったりすればいいのかを自分で知りたい人には向いています。自分はどんな仕事を選んでどんな風に働くのがいいのだろうか、を自分で知りたい人には向いています。

 

つまり、外側の情報に従うのではなく、自分に適った選択がしたい人、自分なりの物差しが欲しい人には向いています。そして、これは私も陥ったのですが、自分と対話する道具を増やしても自分と対話はできないというところが落とし穴です。道具を使いこなして初めて、それができる。「深呼吸の衝動」は、ハサミみたいな感じです。とりあえず、誰でもまずは切る、ということはできます。でも、ハサミ使いのすごい人って、ハサミだけですごい芸術作品作ったりするじゃないですか。でも基本は、切るだけ、なわけです。そんな感じで「深呼吸の衝動」も、気持ちよく深呼吸をする。それだけなんですが、使いこなせたら使いこなせた分だけ、です。自分との対話がより詳細になっていくので、自分に適っていない、という選択がどんどん減っていく。そして、気づいたら、自分に適った選択をすることが結構普通な感じになっている、という感じです。

 

「深呼吸の衝動」を体験していただける場は現在のところ

2/15(土)名古屋

kokyu.peatix.com

3/8(日)新宿

breath-and-remember-shinjuku-01.peatix.com

 

3/13(金)湘南

ptix.at

 

 

です。